考え方・方針
全体方針(社会)
全社方針のもと、野村不動産グループ 行動指針で示している「私たちが大切にすること」の実現を目指し、人的資本の高度化を図っています。従業員一人ひとりの資質や能力を伸ばす人材開発プログラムの提供、新たな価値創造に挑戦し続けられる組織風土の醸成やグループの連携強化などに取り組み、共創を実現する人材基盤を強化していきます。
【野村不動産グループ 行動指針】
お客様第一の精神
私たちは、創業から大切にしてきた「お客様第一」の精神と、信頼や期待に応えていく姿勢を、これからも変わらず守り続けます。
独創的発想による新たな価値創造
私たちは、未来を見据えた先見性や、グローバルな視点を大切に、これまでにない自由な発想で、新たな価値を生むことにこだわります。
挑戦者であり続ける姿勢
私たちは、常にチャレンジャーであることを忘れずに、謙虚さと向上心を持って、新しいことに挑戦していきます。
社会と共に成長していく自覚
私たちは、人や街の未来をつくる責任と誇りを忘れずに、社会に貢献し、常に必要とされる存在であり続けます。
活き活きと働くウェルネスの実現
私たちは、活き活きと働くことが会社と自らの成長の源泉であることを認識し、心身の健康を何よりも大切にします。
【野村不動産の人材育成基本方針】 |
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・キャリアを人材育成の軸に据えた、中長期的視点での主体的な人材の育成 ・時代の変革に対応し、イノベーションを生む将来の経営を担う人材の育成 |
【野村不動産が求める資質・能力】 |
・高い専門性・実行力 ・多様な視点・価値観 ・広い視野 ・ビジネス組成力 ・組織マネジメント力 |
マネジメント
実績
実績データ※1
項目 | 単位 | 2019年度 実績 |
2020年度 実績 |
2021年度 実績 |
2022年度 実績 |
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総研修時間※2 | 時間 | 24,969 | 20,063 | 23,855 | 30,334 |
従業員1人当たりの研修時間※2 | 時間 | 12.65 | 9.87 | 4.21 | 3.79 |
総研修費用 | 万円 | 15,869 | 14,318 | 27,155 | 41,269 |
従業員1人当たりの研修費用 | 円 | 80,393 | 70,462 | 47,936 | 51,612 |
従業員能力開発の投資収益率※3 | % | 2.81 | 1.56 | 2.14 | 1.36 |
人材の投資収益率※4 | % | ー | 10.42 | 9.17 | 9.78 |
2021年度より、野村不動産単体からグループ全体の数字に変更しております。
研修時間は、受講必須研修のみを対象とし、選択・選抜型は含みません。また、eラーニングも含んでいません。
従業員能力開発の投資収益率=離職率/研修費用総額(億円)にて計算しています。
人材の投資収益率= (売上高-(販売費及び一般管理費-人件費))/人件費
2022年度研修実績データ
項目 | 対象 | 受講時間 (時間) |
出席会社数 (社) |
受講人数 (名) |
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グループ合同研修 | 新入社員導入 | 38 | 6 | 263 |
新入社員フォロー | 7 | 6 | 251 | |
入社2年目 | 12 | 7 | 240 | |
入社3年目 | 14 | 7 | 229 | |
新任マネジメント(基幹)職※1 | 23 | 7 | 168 | |
新任シニアマネジメント職 | 28 | 3 | 33 | |
新任ゼネラルマネジメント(経営)職 | 82 | 3 | 12 | |
野村不動産単体研修 | 入社4年目 | 7 | ー | 49 |
入社4年目(キャリアデザイン) | 7 | 49 | ||
入社4年目&直属ポスト課長 (キャリアマネジメント) |
7 | 19 | ||
プロフェッショナル職1級※2 | 12 | 60 | ||
プロフェッショナル職1級 (女性キャリア&ライフ) |
12 | 60 | ||
リーダー職※3 | 14 | 64 | ||
リーダー職2年目 (キャリアデザイン) |
12 | 46 | ||
リーダー職2年目&直属ポスト課長 (キャリアマネジメント) |
12 | 21 | ||
INSIDES研修 | 2 | 66 | ||
財務研修 (入社4~6年目) |
7 | 107 |
概ね入社13年目以降
概ね入社7年目以降
概ね入社9年目以降
取り組み
グループ人事部会の実施
当社グループは、グループ会社の人事担当役員または人事部長が出席する「グループ人事部会」を1カ月に1度実施しています。同会で人事制度や人材育成、各社の採用状況やウェルネス施策などについて情報共有と意見交換を行い、 ベストプラクティスを共有することで、グループ全体で人的資本の高度化に取り組んでいます。
研修体系
人材育成にあたっては、「持続的成長に向けた人材育成方針」を掲げ、成長を促進する人事制度・育成プログラムを実施しています。資格等級・ステージに応じた「階層別研修」では、一部メニューでグループ合同研修を実施しています。
野村不動産では、従業員の自己研鑽支援制度として「N-COLLEGE」を開設し、宅地建物取引士・一級建築士・不動産鑑定士などの不動産に関連する専門資格、および財務・ファイナンス・語学などのビジネススキル全般にわたるプログラムを提供しています。住宅事業本部においては技術系従業員を対象に、「建築知識講座」「プラウドクオリティ会議」などの商品戦略や品質管理に関する専門的な研修・知識共有の場を開催するなど、従業員一人ひとりが、より高度な業務を担い、幅広い知識・経験を身に付けられるよう、充実した体系を整備しています。
総合職人材育成プログラム(ビジネススキル)

■研修プログラム(総合職)

■研修プログラム(専門職・特別専門職)

長期視点でのインセンティブ
当社グループは、2019年度からグループ従業員を対象とした従業員インセンティブ・プラン「株式付与 ESOP 信託」を導入しました。従業員に対し、グループへの帰属意識と経営参画意識の醸成、長期的な業績向上や株価上昇に対する意欲や士気の高揚を図ることがその目的です。また、本制度を通じて、自社株の取得を奨励しています。
公正な評価と報酬
当社グループは、労働条件における公正性を担保すべく、当社人権方針に記載の「同一労働同一賃金」に基づき同じ職制であれば性別による報酬の差は設けていません。また、従業員の意見を人事部門や上司が取り入れる仕組みを整え、円滑なコミュニケーションを通して公正な評価・報酬制度を運用しています。
目標管理制度
自主的に仕事に取り組み、経営者・管理監督者とともに目標達成に向けて注力できるよう、目標管理制度を導入しています。すべての社員は、半期ごとに上司の助言を得ながら自ら目標を設定し、達成度に応じた賞与が支給されます。また、昇給・昇格の基準となる能力や行動についても定期的に振り返りを行い、公正性を維持するとともに、社員のモチベーション維持向上につなげています。
上司への評価
野村不動産の従業員は、年に1度、上司の能力・実績・人間力などに対するアンケートを記載して人事部に提出し、上司を評価することができます。
挑戦し続けられる組織風土の醸成
野村不動産グループアワードの開催
当社グループは、変革による価値創造に従業員が挑戦する風土の形成やグループの連携強化、個人・組織のモチベーション向上を目的として、グループ内表彰制度「野村不動産グループアワード」を2016年より毎年開催しています。当制度では、当社グループの事業・商品・サービスの中から優れたものを表彰しています。
■2022年度 主な受賞
・新型保険等による修繕積立金会計の健全化プロジェクト
・持続可能な未来へ、レジリエンス認証の創設
・「シェアハウス&コワーキングスペース事業TOMORE(トモア)」
【評価基準】
・変革 ・イノベーション ・顧客満足度の向上
・グループ連携 ・サステナビリティ ・継続性 ・粘り強さ

事業アイディア提案制度
当社グループは、2017年からグループ各社の全従業員を対象に、新規事業や新しい商品・サービスの開発に必要なビジネススキルの習得や新領域の調査研究(R&D)、事業アイデア提案にチャレンジできる「事業アイディア育成制度」(社内通称 「NEXPLORER」)を設けています。これまでに80件超の事業アイデアが提案されました。2022年10月に事業決裁された「TOMORE(トモア)」は、本制度を経て具現化した代表例です。2022年4月からは、グループ横断「学びの場」としてアップデートし、新規事業検討と人材育成を両立させて運営しています。2022年は117名、2023年は122名と毎年100名を超える従業員が参加しています。

自分らしい働き方を描く人が増える時代に「働き×暮らし×仲間と時代を楽しむ」新しい居場所をオンラインとオフライン双方で提供するシェアハウス&オフィス事業。
詳細はこちら 「TOMORE」
サステナビリティ
- 野村不動産グループのサステナビリティ
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