生物多様性への配慮

考え方・方針

グループ方針(環境)

グループ方針で認識した社会課題、生態系の崩壊は、お客さま(居住者・テナント企業・施設利用者)をはじめとするステークホルダーの皆さまの生活環境や事業環境を悪化させるリスクにつながります。当社グループは、設計・施工会社などのサプライヤーと協働し、自然との共生を目指した不動産開発や資材調達を通じて生物多様性への影響の低減と保全に努めています

マネジメント

目標・実績

目標

当社グループは、生物多様性に配慮した持続可能な取り組みを推進するために、特に配慮が必要な地域を特定した上で生物多様性認証の取得の促進を図っております。

実績

生物多様性認証(ABINC/JHEP/SEGES)取得数

2018年度 2019年度 2020年度
新規開発物件における取得数2件0件2件

取り組み

生物多様性に関するイニシアチブと認証状況

「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」への賛同

当社グループは、2019年度に「経団連生物多様性宣言イニシアチブ」への賛同を表明しました。生物多様性への取り組みは、不動産開発や街づくりに携わる当社グループにとって重要な経営課題と考え、自然環境や生態系へ配慮した取り組みを推進していきます。

生物多様性認証の取得

当社グループは、新築および保有する不動産において生物多様性に配慮した緑地づくりなどに取り組む集合住宅やオフィスビルなどを評価・認証する制度である「ABINC 認証(いきもの共生事業所®認証)」※1、「JHEP(ハビタット評価認証制度)」※2、「SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム シージェス)」※3などの生物多様性認証の積極的な取得を目指しています。

「ABINC 認証(いきもの共生事業所®認証)」
(一社) 企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)が作成した「いきもの共生事業所®推進ガイドライン」に基づき、生物多様性に配慮した緑地づくりなどに取り組む集合住宅やオフィスビルなどを評価・認証する制度

「JHEP(ハビタット評価認証制度)」
(公財)日本生態系協会が運営し、生物多様性の保全や回復に資する取り組みを定量的に評価、認証する制度

「SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム シージェス)」
(公財)都市緑化機構が運営し、企業緑地の保全、環境コミュニケーションから生まれる社会・環境機能の価値を総合的かつ客観的に評価する「緑の認定」制度

設計・施工、原材料調達における生物多様性配慮

当社グループは、「野村不動産グループ 調達ガイドライン」を策定し、サプライヤー約4,600社に「野村不動産グループ 調達ガイドライン」を周知し、生物多様性の配慮を要請しています。人権・調達リスクの発生可能性や当社グループとの関係性の大きさなどを基準に10社を選定し、CSR調達ガイドラインの認知・運用状況について、モニタリング面談を通じて、リスク評価・分析を行いました。この結果を踏まえ、本格運用のための方針を定め、2021年度は300社(取引額に占める割合50%)程度まで対象を拡大し、調達ガイドラインを基にしたウェブアンケートを実施する予定です。今後も、サプライヤーの皆さまとともに、生物多様性への配慮に努めていきます。

【野村不動産グループ 調達ガイドライン(関連部分抜粋)】
周辺環境や生物多様性に配慮した開発、緑化の実施に努める。
原材料調達において、生物多様性保全と資源の持続可能な利用に配慮する。特に木材について、違法伐採された木材が使用されないよう適切な注意を払うとともに、再生材、認証材などの持続可能な方法で生産された木材を活用するよう努める。

全文はこちらをご覧ください

周辺環境に配慮した緑地と植栽

当社グループは、不動産事業や街づくりにおいて、お客さまや地域の皆さまの快適性だけでなく、周辺環境や生態系に配慮した配棟計画や植栽計画を実施しています。事業担当者に対して、住宅事業においては「環境&商品計画シート」を、都市開発事業においては「サステナビリティ評価シート」の提出を原則としてすべての開発物件へ義務付けることで、生物多様性への配慮についても評価に含めています。

「環境&商品計画シート」上の評価ポイント例
・生物多様性認証取得有無
・樹木選定の工夫と配慮(既存樹活用など)
・沿道・周辺の景観への配慮と工夫(沿道並木との連続性など)
・屋上緑化・壁面緑化

生物多様性認証取得の推進

当社グループは、生物多様性に配慮した持続可能な取り組みを推進するため、生物多様性の認証制度の一つ、ABINC認証の積極的な取得を目指しています。当社グループで初めて集合住宅版の認証を取得した「プラウド国分寺」においては、ABINC 認証の基準に基づき、敷地内の既存樹林地を調査し、「武蔵野の森」として保全・再生する取り組みを行いました。また、「プラウドタワー目黒MARC」においては、約2.0haの広大な敷地に、空地率約82%のゆとりを確保し、地域の植生に配慮した敷地計画としております。今後も自然との共生を目指した不動産開発に努めます。

ABINC 認証取得実績
認証取得年度 認証取得施設・マンション
2014年度 横浜ビジネスパーク(都市・SC版)
2015年度 プラウド国分寺(集合住宅版)
芦花公園ザ・レジデンス※1(集合住宅版)
プラウドシティ武蔵野三鷹(集合住宅版)
2017年度 プラウドシティ吉祥寺※1(集合住宅版)
プラウドタワー武蔵小金井クロス※1(集合住宅版)
プラウドシーズン稲城南山(戸建住宅団地版)
名古屋市西区則武新町3丁目計画※1(集合住宅版)
2018年度 HARUMI FLAG※1
〔ABINC ADVANCE認証※2取得〕
ザ・ガーデンズ 大田多摩川※1(集合住宅版)
2020年度 プラウドタワー目黒MARC(都市・SC版)
南山クラブハウス(戸建住宅団地版)

複数業者での申請

ABINC ADVANCE認証:広域かつ長期にわたる事業を対象とした認証

プラウドタワー目黒MARC(都市・SC版)

プラウドタワー目黒MARC全体敷地図
プラウドタワー目黒MARC全体敷地図

横浜ビジネスパークにおける「ホタルがすむ街づくり展」

地域の子供たちとの自然観察会 域の子供たちとの自然観察会 当社グループは、保有するオフィスビル・商業施設である「横浜ビジネスパーク(YBP)」(神奈川県横浜市)において、横浜国立大学やテナント企業の協力の下、生物多様性保全を進める「ホタルがすむ街づくり展」を2008年より毎年開催しています。(2020年度のみ新型コロナウイルス感染症対策の関連で未実施)地域に向けた「ホタル観賞会」や、近隣の小学校に向けた「稲づくり体験」プログラムなどの提供を行っており、生物多様性や環境問題について地域の皆さまと共に考え、学ぶ場となっています。
なお、当ビルは、生物多様性保全に配慮したオフィスビルとして、ABINC(一般社団法人いきもの共生事業推進協議会)の「いきもの共生事業所認証[都市・SC版]」を取得しています。

地域の子供たちとの自然観察会
地域の子供たちとの自然観察会

サステナビリティ