高齢化・多様性への対応と健康支援

考え方・方針

野村不動産グループは、ステークホルダーの皆さまの生活や事業の基盤となる建物や空間をつくり、その後も長期にわたり運営・管理およびサービスの提供を行います。
そのため、少子高齢化やインバウンドの増加、個人の住まいやオフィスに対する価値観、ライフスタイル・ワークスタイルの多様化により、年齢・文化・言語などの構成が変化し、ステークホルダーも多様化する中、さまざまな人がその属性にかかわらず、健康で快適に生活できる商品・サービスを提供することは、当社グループの重要な責務です。
当社グループは、このような認識のもと、サプライヤーや大学・医療機関・NPO などと協働し、高齢化・多様性への対応と健康支援・健康寿命の増進に取り組んでいます

マネジメント

マネジメント体制

当社グループは、各部門の役員が責任者となり、高齢化・多様性への対応と健康支援を進めています。
また、野村不動産ホールディングスおよびグループ会社の取締役などで構成される「CSR 委員会」(委員長:野村不動産ホールディングス代表取締役副社長 兼 グループCOO)にて、関連方針や活動 計画を審議し、決定しています。同委員会では、高齢化・多様性への対応と健康支援についての目標を毎年設定し、進捗状況のモニタリングをしています。

目標

当社グループは、高齢化・多様性への対応と健康支援のため、次の2つの目標を掲げています。

・バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進
・健康支援・健康寿命増進

バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進

当社グループは、バリアフリー新法などの法令のみならず、「設計基準」「品質マニュアル」にバリアフリー・ユニバーサルデザインに関する基準を設けており、全ての物件でこれを遵守しています。また、障がいの有無だけでなく、年齢・身体・言語の違いなどにかかわらず、さまざまな人が快適に利用できる商品・サービスを提供することを目指し、ユニバーサルデザインを推進しています。
「設計基準」「品質マニュアル」の遵守

【ユニバーサルデザイン 7 原則】
・公平性:誰でも公平に使えること
・多様性:使い方に自由度があること
・簡易性:使い方が分かりやすいこと
・伝達性:必要な情報が伝わりやすいこと
・安全性:危険がないこと
・効率性:少ない力で楽に使えること
・操作性:操作しやすいこと

ユニバーサルデザイン事例

「バリアフリー&クオリティ オブ ライフガイドブック」

当社グループは、明治大学大学院 園田研究室との産学協同研究により「バリアフリー&クオリティ オブ ライフガイドブック」を作成し、分譲マンションの設計に活用しています。オーダーメイドマンションの設計事例の中から、高齢者や車いす利用者、視覚・聴覚障がい者の方に対応したプランを抽出し、設計上のポイントをまとめたものです。
バリアフリー&クオリティオブライフガイドブック

高齢者・車いす利用者に対応した施工例

外国人居住者に向けた「入居のしおり」

当社グループは、外国人居住者に向けて、英語・中国語・韓国語版の「入居のしおり」を配布し、マンションに住む際のマナーやルールを分かりやすく記載しています。

中国語版
中国語版
韓国語版
韓国語版

健康支援・健康寿命増進の取り組み

当社グループは、高齢化や健康ニーズの高まりに応え、身体機能の維持・向上を促すフィットネス事業や、サービス付き高齢者向け住宅事業を通じて、ステークホルダーの皆さまの健康支援と健康寿命増進に貢献しています。

サービス付き高齢者向け住宅の開発

当社グループは、高齢者の健康寿命増進と自立生活の実現を目的とした、サービス付き高齢者向け住宅「オウカス」の開発を推進しています。「オウカス船橋」では、入居者だけでなく、地域にも健康プログラムなどのサービスを提供することで、地域全体の健康支援と多世代交流拠点としての役割を担っています。

フィットネス事業における健康寿命増進

当社グループは、スポーツクラブ「メガロス」において、「100歳まで元気に」をコンセプトとする「倶楽部100®」を組織し、運動プログラムや健康セミナーを提供しています。2019年6月末現在3,288名が登録しています。また、自治体の委託を受け、「65歳以上の生活機能低下のリスクのある方」を対象とした運動プログラムを提供しています。

自治体の委託による運動教室

産学連携で子どものための運動プログラムを開発

野村不動産ライフ&スポーツは、東京学芸大学およびNPO 法人東京学芸大こども未来研究所との産学連携により、「子どもの運動プログラムの効果」に関する共同研究および「新たな教育プログラムの開発」を2019年2月より開始しました

実績

推進への取り組み

設定目標に対する2018年度の実績は以下の通りです。

バリアフリー・ユニバーサルデザインの推進

当社グループは、バリアフリー新法などの法令、および「設計基準」「品質マニュアル」を遵守して不動産開発を行いました。

健康支援・健康寿命増進

2017年度 2018年度
サービス付き高齢者向け
住宅の開発(竣工ベース累計)
125戸 125戸