CSR | 社会 | コミュニティコミュニティへの配慮と活性化支援

考え方・方針

野村不動産グループは、社会的にも環境的にも持続可能な街づくりのためには、コミュニティが健全に機能し、街づくりの主体となって活動していくことが不可欠であると考えています。
そのため、人口減少、少子高齢化、空き家の増加や過疎化などによるコミュニティの機能不全や活力低下、都市生活の基盤の脆弱化は、重要な社会課題であると認識しています。
このような認識のもと、行政やNPO、サプライヤーと協働し、コミュニティを活性化する設計・デザインの拡充や、運営・管理における取り組みを通じて、コミュニティの育成と活性化を支援します。
また、街づくりにおいては、既存の地域の生活・事業環境に及ぼす影響に配慮し、継続的な信頼関係の構築に努めます。

マネジメント

マネジメント体制

当社グループは、品質管理・建築統括役員が責任者となり、コミュニティへの配慮と活性化支援を進めています。
また、野村不動産ホールディングスおよびグループ会社の取締役などで構成される「CSR委員会」(委員長:野村不動産ホールディングス代表取締役副社長)にて、関連方針や活動計画を審議し、決定しています。
2018年度からは、コミュニティへの配慮と活性化支援についても目標を設定し、進捗状況は同委員会でモニタリングをしていきます。

目標

当社グループは、コミュニティへの配慮と活性化支援を進めるために、次の2つの目標を掲げています。

  • コミュニティを活性化する設計・デザインの拡充
  • 運営・管理におけるコミュニティ活性化支援

コミュニティを活性化する設計・デザイン

当社グループは、居住者やテナント企業などのお客さまが、入居後も長期にわたりコミュニティを育むことができるよう、コミュニティの育成と活性化を促す設計・デザインを推進しています。

「マンションコミュニティのためのデザイン手法100」

当社グループは、日本女子大学大学院との産学協同研究により「マンションコミュニティのためのデザイン手法100」(以下、「コミュニティデザイン100」)を策定し、マンションの商品企画に反映しています。
「コミュニティデザイン100」は、当社グループが分譲したマンションの共用部の使用状況調査や「住み心地満足度調査」の結果を踏まえ、コミュニティを活性化するための設計・デザイン上の手法をまとめたものです。
居住者が一人ひとりのライフスタイルを大切にしながら、災害などの非常時には助け合うことのできる、快適なコミュニティの育成を目指しています。

「コミュニティデザイン100」

写真

「コミュニティデザイン100」を活用した中庭

7,000冊のマンションライブラリー

当社グループは、「プラウドシティ大田六郷」(東京都大田区)において、居住者のコミュニケーション促進を目的としたライブラリーを設置しました。
「居住者と共に成長するライブラリー」をコンセプトに、居住者の年齢構成や嗜好に合わせて書籍を入れ替えるシステムです。

写真

地域の公共図書館と同規模の7,000冊を備えるライブラリー

テナント専用コミュニティフロア

当社グループは、「新宿野村ビル」(東京都新宿区)と「浜松町ビルディング」(東京都港区)に、テナント企業と当社グループの役職員専用のコミュニティフロアを設置しました。社内外交流と働く場所の選択肢を増やすことを目的とし、食事利用やコワーキングスペース、イベントスペースを提供しています。

写真

「新宿野村ビル」のコミュニティフロア「NEON(ネオン)」

街づくりにおけるコミュニティの育成

当社グループは、持続可能な街づくりのためには、地域コミュニティが健全に機能し、街づくりの主体となって活動することが不可欠であると考えています。そのため、開発段階からNPOや行政、地域コミュニティと連携し、コミュニティの育成と活性化を支援しています。

南山における「地域コミュニティが主導する街づくり」

当社グループは、「プラウドシーズン稲城南山」「プラウドシティ南山」(東京都稲城市)の開発に当たり、一般社団法人エリアマネジメント南山と連携し、「地域コミュニティが主導する街づくり」を行っています。新しい居住者と地権者、地域の企業や商店が一体となってさまざまな活動を行っています。

目的】
  • 稲城市南山東部地区の魅力と価値向上
  • 緑地の保全と街の緑の育成
  • 持続可能な循環型地域コミュニティの実現
主な活動】
・土地活用事業
街の資産価値向上や良好な景観の形成
・農業体験事業
稲城の自然を楽しむ農業体験の実施
・緑化推進事業
街路樹など街の緑を育成
・里山再生事業
森を再生し、間伐材を木質ペレット(燃料)に加工
・公園づくり支援事業
事業地内の公園の活用
・コミュニティ形成支援事業
地元自治会と連携した交流の場の創生
写真

運営・管理におけるコミュニティ活性化支援

当社グループは、入居後も長期にわたり、お客さまのコミュニティが健全に機能するよう、居住者・テナント企業を対象とした交流会や情報誌の発行などを行っています。2017年度は、住宅において入居前のハウスウォーミングパーティを40回、オフィスビルにおいてテナント交流会を100件開催しました。

写真

「PMO」テナント企業交流会

「マンション・コミュニティガイド」の配布

当社グループは、コミュニティ活動の企画から開催までのノウハウを掲載した冊子「マンション・コミュニティガイド」を管理組合に配布しています。

地域とつながるコミュニティの育成

当社グループは、居住者やテナント企業などのお客さまが、入居後も長期にわたり地域の皆さまと信頼関係を築けるよう、地域とつながるコミュニティの育成に取り組んでいます。

「プラウド国分寺」

当社グループは、居住者と地域との交流促進のため、分譲マンション「プラウド国分寺」のカフェ・公園・森の一部を、地域に開放する計画としました。カフェはワークショップなどの交流スペースとして、公園は防災拠点としても機能しています。

写真

マルチカフェ「びより」

「オウカス船橋」

当社グループは、健康支援と多世代交流の拠点として、サービス付き高齢者向け住宅「オウカス船橋」のフィットネスジムとカフェを定期的に地域に開放しています。

写真

地域の皆さまへも健康プログラムを提供

実績

推進への取り組み

設定目標に対する2017年度の実績は以下の通りです。

※注釈がない場合、報告対象範囲は当社グループになります。

コミュニティを活性化する設計・デザインの拡充
2017年度
新築住宅における地域貢献施設設置物件 4件

※野村不動産の実績値

運営・管理におけるコミュニティ活性化支援の取り組み
2017年度
分譲住宅における入居前交流会開催件数 40件
テナント企業交流イベント開催件数 100件
地域交流イベントの開催件数 29件