2015年3月期は、浜松町ビルの東芝移転の影響等により、若干の営業減益となりました。しかしながら、住宅分譲で過去最多となる7,021戸を計上したことに加え、繰延税金負債の取り崩し等により、売上高と当期純利益では過去最高水準となりました。
この結果、自己資本比率は28.8%まで改善しました。また、ROAは、5.4%と若干低下したものの、ROEは10.3%となっております。
中長期経営計画のフェーズ1の最終期に当たる、今期2016年3月期は、REITへの物件売却の大幅な増加や、浜松町ビルのリーシングの進捗等により、増収増益となり、売上高は過去最高を更新する見通しです。
また、 2016年3月期は成長ステージに向けた飛躍の時期と捉えております。フェーズ1においては、フェーズ2以降の成長に備え、しっかりとした財務基盤をつくるための土台が整ってまいりました。今後は、自己資本比率30%程度を目処とし、財務規律を維持しつつ、再開発や複合開発と収益不動産開発に加え、シニアや海外などの新規事業への投資を積極的に行ってまいります。
株主還元については、前期の過去最高水準の当期純利益という結果に加え、今期以降も利益水準を維持・向上できる実力がついてきたことから、2016年3月期においては、年間50円まで引き上げ、2013年3月期から4期連続で増配する予定です。