「森を、つなぐ」
東京プロジェクト




気候変動や生物多様性という世界の課題。
日本の森林が長年抱えてきた課題。
これらに同時に向き合う取り組みが、
「森を、つなぐ」東京プロジェクトです。
面積の94%を森林が占め東京都を代表する
自然環境に恵まれた奥多摩町にて、「つなぐ森」を保有し、
循環する森づくりを行うとともに、
2021年8月に締結した包括連携協定のもと、
地元の産業・雇用の創出等にも貢献していきます。
また、本プロジェクトを通じて、
CO2の吸収(約16,600t-CO2)や貯蔵(約11,000t-CO2)をしながら、
森林サイクルを再構築し、地球環境保全、
土砂災害防止機能、水源涵養等、
森林の有する多面的機能の回復を目指していきます。
※30年間の累計。「森林による二酸化炭素吸収量の算出方法について」
(令和3年12月27日 林野庁長官通知)に基づき算出

を集水域に多摩川・東京湾へつながる寸庭川
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クマタカ(イメージ) -
ヒダサンショウウオ(イメージ)
「循環する森づくり」の中では、多様な生物と共に暮らしていくための、天然林や希少生物の保全も推進していきます。
PRESS RELEASE
●奥多摩町「つなぐ森」で生産した木材のサプライチェーンを構築し、開発プロジェクトで積極活用
東京都と「建築物木材利用促進協定」を締結(2023年11月1日)
●循環する森づくり×事業活動 「森を、つなぐ」東京プロジェクト始動 ~東京都・奥多摩町の森林における、生物多様性・脱炭素への取組み~(2022年11月28日)






「つなぐ森」について
当社グループは、
東京都西多摩郡奥多摩町の
「つなぐ森(実測面積約130ha)」において、
2022年10月より
30年間の地上権設定を受けました。

「つなぐ森(東京都西多摩郡奥多摩町)」





「循環する森」をつくる
取り組み
「つなぐ森」では、「植林」「保育」「収穫」というサイクルを回しながら、
「収穫」した木を「製材」し、都市部で「木材の利活用」をすることで、
都市と山間部の間における新しい経済循環の創出を目指していきます。
01
植林
現在は針葉樹が大半を占める「つなぐ森」。木材の「収穫」後、一部に広葉樹の苗木を植えることで、将来的に複層林を目指していきます。



02
保育
苗木を植えた後、より健やかに木々が育つ環境を整えるため、下刈り、枝打ち、間伐などを行うことで、森林の回復を促していきます。



03
収穫
生物多様性を重視しつつ、森林の成長量にあわせた収穫を進めます。また、森林作業道を整備し、木材の生産性向上を目指します。


04
製材
収穫した木材は、奥多摩町内の
製材加工所にて製材。

05
木材の利活用
それをまず野村不動産グループの事務所や店舗などで活用し、その後、住宅やオフィスなどへの展開を目指します。

(浜松町トライアルオフィスの床材)

循環する森づくりは、
産業・雇用の創出などにも貢献
循環する森づくりとともに、地元の産業・雇用の創出などにも貢献する「つなぐ森」。森の管理を委託する東京都森林組合をはじめ、地元製材加工所、建材メーカー、施工会社など、複数の共創パートナーと連携。森の川上・川中・川下までのサプライチェーンを構築することで、グループの主要な事業展開エリアである首都圏において、東京都の森林資源を利活用し、「地産地消の循環する森づくり」を推進していきます。
