2014年3月期は、各事業における良好なマーケット環境を背景に、売上高・営業利益・経常利益ともに、過去最高水準となりました。これにより、中長期経営計画のフェーズ1の営業利益目標を、2期前倒しで達成したことになります。さらに、当社が重要な経営指標と考えるROAに関しても、5.8%と、大きく伸ばすことができました。
今期、2015年3月期は、浜松町ビルのテナントである㈱東芝の一部移転の影響等を受け、営業利益は減益となる見通しです。ただし、2016年3月期以降は、浜松町ビルのリーシングが進むことに加え、その他の事業の利益貢献もあり、順調な利益成長を見込んでいます。また、自己資本比率も順調に向上し、財務基盤の強化に目途がついてまいりました。
従って、当社の目線は次の目標であるフェーズ2以降の利益水準と、今後の事業展開に向いています。以前よりフェーズ1は、フェーズ2以降の成長に備え、しっかりとした財務基盤をつくる時期とお伝えしていましたが、まさにその土台が整いつつあるという認識を持っています。今後は、既存事業の更なる成長に加え、新たな分野での事業機会の発掘に注力してまいります。
株主還元については、2014年3月期の過去最高水準の業績に加え、EPSについても今期も増益となる見込みであることから、2014年3月期の配当は、従来予想よりプラス5円の年間35円とさせて頂く予定です。また2015年3月期は、さらにプラス5円の年間40円とし、2期連続して増配する予定です。