CSRCSR委員長メッセージ

社会・環境課題を見据えたこだわりの一つひとつが、
当社グループに持続的な成長をもたらす

野村不動産ホールディングス株式会社
代表取締役副社長 兼 グループCOO 宮嶋 誠一

収益成長とCSRのベクトルは同じ

2017年4月1日付で、グループCOOに就任しました。これまで担当していたデベロップメント分野だけでなく、当社グループ全体の業務執行を担うこととなりますが、今、当社グループが特に注力する「都市型コンパクトタウン」といった複合再開発では、グループの多種多様なアセットとサービスを充実させていくことが不可欠であり、グループCOOとして私が果たすべき役割は非常に大きなものと考えています。
また、CSR委員会委員長を兼務するということは、当社グループの事業一つひとつがすべてCSRにつながるというメッセージを社内外に示すことにほかなりません。当社グループでは、「未来につながる街づくり」と「豊かな時の育み」の実現をグループ企業理念として掲げ、さらに「安心・安全」「環境」「コミュニティ」「健康・快適」をCSRの4つの重点テーマとしています。この理念と重点テーマはCSR活動を推進していく考え方であり、中長期的な成長戦略の基軸にもなっています。実際、経営陣はもとより、現場でもこの理念を行動や判断の指針にして、あらゆる課題に取り組んでいます。

社会課題への取り組みは成長機会の裾野を広げる

2016年4月にCSR委員会委員長に就任した際、私が初めて取り組んだことは、社員にCSRをより強く意識してもらうことでした。総合不動産業という仕事は、社会インフラや人々の生活基盤の確立に直結するものであり、そうした視点を持ち合わせることで、どんな時代でも持続的な成長が可能な企業になれると考えたためです。企業として利益を上げることは当然のことですが、私は目先の利益より、一定のコストをかけてでも、数年先も価値が色褪せない開発を志向します。例えば、環境性能にこだわることは、コストアップ要因となる場合もありますが、中長期的に見れば、一つひとつのこだわりが、当社グループのブランド力や信頼性につながり、持続的な利益の積み上げにつながります。

当社グループは2009年に「グループ環境理念」を掲げ、住宅部門では、「プラウド環境評価シート」を策定し、環境への取り組みを推進しています。また、賃貸部門が手掛けるオフィスや商業施設、物流施設、賃貸住宅では、2017年4月以降の取得物件において、DBJ Green Building 認証、およびBELS認証を取得していく方針です。さらに、「ふなばし森のシティ」では、「エコカルティエ認証」や「ワールドスマートシティ・アワード」を受賞するなど、環境問題への取り組みだけでなく、街づくりやコミュニティ創造に対しても評価をいただくことができました。これらの先進的な取り組みに挑んだことにより培った知見やノウハウは、別のプロジェクトでも展開されています。

最後に

企業は事業活動に密接に関わるステークホルダーとの強い結び付きが非常に大切です。例えば、分譲事業では、販売して関係が終わるのではなく、入居した後のつながりが重要です。入居後も、管理・修繕・仲介やリフォーム、シニア住宅への住み替えなど、ライフイベントに応じて、さまざまなニーズが生まれます。そうしたニーズを満たすサービスをグループを挙げて提供する。また、充実した商品・サービスを的確に提供していくには、お取引先やパートナーの理解・協力が不可欠となります。そして、株主・投資家の皆さまのために企業価値を高め持続的な成長を実現しなければなりません。当社グループが、他社にはない独自性を持った魅力ある企業グループとして、ステークホルダーの方々から今後も信頼し期待されるよう、あらゆる課題に果敢に取り組んでいきます。

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